精度向上で効果を最大限に ~医療用画像をより正確に、より鮮明に~

はじめに

最近の医療用画像撮影技術は、飛躍的に向上しており、画質向上のみならず、患者様の各種負担が軽減され、撮像時間も飛躍的に短くなりました。本稿ではこれらを具体的にご紹介いたします。
高精度ながん治療は、高精度・高画質な医療用画像に支えられており、より正確で、より鮮明な画像が求められています。

より正確に:治療に適した画像を撮る技術「ワイドボア」

・実際の放射線治療と近い体位で撮影できるワイドボア

放射線治療は、固定具を使用して行う場合がありますが、広々とした撮影領域を確保することで、腕の上げ下げなど撮影自由度がアップし、実際の放射線治療に近い体位で撮影が可能です。

  • ワイドボア画像撮影装置

より正確に:治療に適した画像を撮る技術「フラット天板」

・放射線治療装置と同等の『フラット天板』

CT、PET-CT、MRIで、通常の診断に用いる天板と異なる、平らなフラット天板を使用することで、各種画像の重ね合わせもより正確に行うことができます。

  • フラット天板

  • 画像の重ね合わせ

より鮮明に:治療に適した画像を撮る技術「AI画像再構成」

・AI技術の一つであるDeep Learningを用いて設計された再構成

世界最先端の技術により、病変部と正常組織が識別しやすい鮮明な画像を提供します。またDeep Learningを用いた画像再構成によって画質が改善されるのみならず、撮影時間の短縮も可能となりました。

  • Deep Learning画像再構成